きっかけ
今朝の日経新聞朝刊にアンディー・ウォーホルのことが紹介されていたことがきっかけで、長年美術鑑賞をしてきた感想を書き留めておこうと思いました。
素人の私がこのように図々しくもブログなんぞに書き留めようと思ったのは理由があるのですよ。ちゃんと。
美術は自分の感じるままに鑑賞すればいい
芸術は誰かが評価したものが評価されます。それは芸術には多額の資金がつぎ込まれるから、そのお金がつぎ込まれた芸術家に一種のお墨付きが付くようなものなのでしょう。
誰がそのお金をつぎ込んだか。も評価が分かれるポイントかもしれません。宗教関係か、商業関係か、有名なコレクターか、純粋なコレクターか、お金持ちに様々な方々がいますね。芸術に主人は選べませんし、お金と芸術の関係を断ち切ることもできません。
時代が下るにつれ、当然芸術作品は世の中に増えていきます。燃えたりない限りその数は永遠に?増え続けていくものでしょう。その分私たちの手に入りやすくなることも事実です。それを巧みに利用したのが今朝の記事にあったウォーホルなのでしょう。彼は天才だと思います。商業主義を前面に出したスタイル、アトリエと称さずファクトリーとしたその徹底した商業主義の姿勢が賛否あるのでしょうけれど、お金稼ぎもまたアートなのかも知れません。
ウォーホルはコストコ
アートという言葉は一つですが、そのストーリーがアートの質を決めると思うのです。鑑賞したり、所有する人の心が作品のストーリを作っていく。
そういう意味で、芸術作品を見て、聞いて、触って、感じる自分の感覚を優先し、自分とその作品や作家のストーリーを自由に作っていきます。
私の中でウォーホルはコストコですね(笑
もしくはIKEA(笑
この感想はウォーホルに褒められると思います!
圧倒的な物量、胸をつぶすほどの物、脳みそも物に支配される感覚。模倣、代替可能、大量生産、恐怖に襲われるほどの圧倒的存在感。ウォーホルの作品を観てそのように感じたことは強烈に記憶に残っています。
ウォーホルの作品はもう一生観なくても良いくらいお腹いっぱいになりました。
この感想もまたウォーホルに褒められるでしょう。「お金持ちになりたくない人は観なくていいよ」と(笑
いい経験でした。
このような感じで今後も少しづつ書いていこうと思います。
次回は横山大観にしようかしら。
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記録
森美術館10周年記念展
アンディ・ウォーホル展:永遠の15分
会 期: 2014年2月1日(土)-5月6日(火・休)
会 場: 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)