投資信託を購入する際、「償還期限」をチェックしましょう。
償還期限→満期と同じ意味で、この商品の終わりの日にちを表すものです。
償還期限のチェック方法は
投資信託の目論見書や月次資料などの後ろの方のページに手数料等が記されているところがありますよね。同じページに書いてあると思います。
償還期限の近い商品を買ってはいけない理由
理由①
相場が下がっている時に運用が終わってしまう可能性があるから。
例えば無期限の商品であれば、経済の回復を待ちながら放置しておくことができます。
例としてリーマンショックをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
優良な商品であれば経済の回復と共に市場も回復してきます。上昇するまで放置するのが好ましいです。
理由②
償還期限が近くなると、解約が増える。
償還が近い商品は純資産総額が減る傾向にあります。これは投資家一人一人が解約する場合もありますが、証券会社や銀行が解約を案内する場合も多く含まれると思います。
純資産の減少は安定的な運用を阻害し、運用実績が悪くなる傾向があります。
理由③
良い投資商品が世の中に出回るよう、不買運動をするという意味があります。
作り手である運用会社、売り手である証券会社や銀行、買い手である投資家。この3者の意識の高まりが日本の投資環境を良くするきっかけになります。
本来は、運用会社、銀行、証券が優良な商品のみを扱ってくれるように強く願っているのですが、世の中はそのようになりません・・・。
それはなぜか?
買う人がいるから・・・。儲かるからです。
供給側の責任が大きいことは紛れもない事実なので、投資家の皆様に「気を付けましょう」というのは大変心苦しいのですが、そのような悪循環は気付いた人から行動を変えていくのが希望の光かと思います。
一人の力では大きな組織を変えることはできません。
私たち一人一人がしっかり監視し、選びんでいくことによって変えられることもあると思います。
次の世代に良い環境を残すこと。誰でもできる社会貢献だと考えています。