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銀行の有効活用方法

超高齢化日本の問題「家族が預貯金を引き出す方法」

投稿日:2020年8月15日 更新日:

超高齢化日本において、高齢の本人が銀行に行けない時、家族が代わりに引き出し出来る方法を知っておきたいですね。
2つの信金、2つの信託銀行で仕事をした経験で書かせていただきます(事業譲渡や合併、転職により4つの金融機関を経験しています。)
この記事では成年後見制度にはあえて触れていません。

【結論】
👉不安を感じる年齢になったらなるべく早く名義人本人と一緒に金融機関の担当に会う。
👉担当がいない場合でも一緒に金融機関に行く。

【前提】
👉本人以外が預貯金を引き出すルールは金融機関によって違います。そして防犯上そのルールは公表されていません。
👉上記ルールは、現状ではお客様の状態によりケースバイケースであり、ルールも一律ではありません。
👉金融機関によっては本人の治療費の証明書や、施設入居金額の証明書などがあれば医療機関や高齢者施設へ直接振込出来る場合もあります。

金融機関が気にしていること】
👉ご本人の預貯金を犯罪から守る。
👉ご家族の贈与や相続のもめごとに巻き込まれたくない。(善管注意義務違反を指摘され、損害賠償請求を回避したい)

【金融機関への伝え方】
👉「自分の健康に不安があるから、将来私に代わって本日同席している○○が引き出す方法はないか?」
と聞いてください。

【ポイント】
👉ご自分の認知能力がしっかりしているうちに対策してください。(認知症が進んでしまっている場合、本人の意志とはみなされない)
👉同席するご家族は、本人確認書類も提示してください。(求められないかもしれませんが、ここは積極的に)
👉認知の度合や、取引内容の状態、金融機関がお客様のことをどれだけ知っているのか、など総合的な判断により対応に変化があるためです。

【小ネタ】
♡預金金額の多寡ではなく、地元の金融機関の方が対応が柔軟な場合が多いです。
♡大きな銀行と信金、信組は使い分けましょう。大きな銀行は良くも悪くもシステマティック。信金信組は良くも悪くも顔の見えるお付き合い。

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今日は75回目の終戦記念日ですね。世界の平和を切に願います。

水分補給足りてますか?お茶や、コーヒーでは利尿作用があり、結局水分は体内から出てしまいます
私は常温のお水を一番よく飲みます。それから岩塩の粒をなめたりしています。(動物みたいですね・・・)

このブログをお読みいただいている時期が夏とは限りませんが、いつの時も健やかにお過ごしくださいますように♡

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